第二次世界大戦を経た世界は、歴史の反省と未来への理想に立脚しながらも、いまだ混沌の中で揺らぎ続けている。一人ひとりの人間が大事である、誰もが基本的人権を保障され幸福を追求する権利がある。国連憲章に、世界人権宣言に、そして日本国憲法に貫かれた人権と自由、主権の平等が、どれだけ根付き、発展に向かっているだろうか?
より権力を持つ人たちが、より権力を持たない人々を傷つけたり、搾取したり、奴隷のように扱ったり、情報を操作して騙したり、こんなことが繰り返されているのではないか。
なかでも、国内外で甚大な被害を及ぼした日本政府の在り方は、明治~敗戦に至る責任が曖昧とされたままで、権力者たちに定見がない。世界はもとより、日本国内でも、専制と隷従、圧迫と偏狭の中で、子供たちをはじめ、多くの人々が押し潰されていく。
人間とは何か、社会とは何か、権力とは何か。人は何のために生き、政府は何のために存在するのか…
未来の人類のために、今何が必要なのか。基本に立ち返り、未来に向けて、事物を整理してみたいと思います。
なんとも余裕のない生活の中でも、少しずつ力を振り絞らなければと思います。